福島県立医科大学医学部 泌尿器科学講座


■福島県立医科大学医学部 泌尿器科学講座

こんな症状ありませんか?
PSA高値

PSAの基準値は一般的に4.0ng/ml以下とされています。4.0以上であれば精密検査が必要になります。4.0ng/mlはグレーゾーンと呼ばれており4人に1人の割合で前立腺癌が見つかります。10ng/ml以上になると2人のうち1人前立腺癌が見つかります。PSA値が高くなるほど前立腺癌の可能性が高くなります。

血尿

血尿には肉眼的血尿顕微鏡的血尿の二つがあります。

いずれの血尿の場合でも高齢者であれば尿路悪性疾患も考え注意しなくてはなりません。
腎癌
腎盂癌、尿管癌膀胱癌前立腺癌、など。また、以下の症状が伴う場合疼痛が伴う場合

尿路結石や腎梗塞など排尿時痛や頻尿を伴う
:急性膀胱炎、尿道炎、膀胱結石、膀胱上皮内癌など
  • 発熱を伴う:急性腎盂腎炎、急性前立腺炎、急性精巣上体炎など
  • 排尿障害を伴う:前立腺癌、尿道結石など
  • 浮腫を伴う:腎炎、ネフローゼ症候群など
が鑑別にあげられます。また、抗アレルギー薬、抗凝固薬服用により血尿をきたす場合もあります。

排尿時痛

主に急性膀胱炎、尿道炎、前立腺炎など尿路感染症が考えられますが、場合によっては尿路悪性疾患も鑑別にあげられます。

側腹部痛

尿管結石、腎嚢胞、腎腫瘍、腎盂腎炎、尿管腫瘍、腎梗塞など、また背中や側腹部を叩打した場合などの外傷時であれば腎損傷などがあげられます。

頻尿

多くは前立腺肥大症によりますが、尿充満時に下腹部痛があったり、尿意切迫感が長く続いたりする間質性膀胱炎や、主に脳梗塞、脊髄損傷などが原因で起こる神経因性膀胱、子宮筋腫など膀胱外からの膀胱圧迫でおこるものなど考えられます。そのほか、膀胱腫瘍など尿路悪性疾患による膀胱刺激症状として出てくる場合があります。

排尿困難

前立腺肥大症(男性)、尿道狭窄、脳脊髄疾患による神経因性膀胱、また、糖尿病や過去に骨盤部の手術をした(子宮摘出など)ことがある人などは排尿困難感を訴えることがあります。そのほか、風邪薬や向精神薬服用をすると尿が出にくくなることがあります。

尿失禁

下記のようにタイプ別に分かれます。
  • 腹圧性尿失禁;力んだとき(腹圧がかかるとき)に尿失禁する場合
  • 切迫性尿失禁;尿意を感じると我慢できずにすぐにもれてしまう場合
  • 溢流性尿失禁;高度の排尿困難があり、絶えず尿かもれ出てくる場合
  • 機能性尿失禁;四肢の運動障害や認知症によりトイレに行くのが困難でもれてしまう場合


一度専門医の診察をお勧めします。

血精液症

精液に血が混じってる場合で多くは特発性(原因不明)や尿路の炎症疾患によりますが、数%存在するといわれます。

陰嚢腫大

無痛性であれば陰嚢水腫、精索水腫、精巣腫瘍を、また、発熱、あるいは疼痛を伴えば急性精巣上体炎、精巣炎などが考えられます。
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