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随想録

臨床泌尿器科編集後記 vol.77. No 7 ,2023

SNSの普及には目覚ましいものがあります。当講座でもささやかなHPを開設し常に情報発信をしているのですが、最近の若者はホームページ(HP)をほとんど見ないそうです。そこで数年前からFacebookも始めました。ただ、Facebookを見る世代は今や30歳代以降で、若者が好むSNSはTwitterやInstagramが一般的のようです。

現在、日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会で広報委員長を拝命しているのですが、学会Twitterを昨年から開始しました。若い泌尿器科医の情報入手手段はHPではなくTwitterとのことで始めたのですが、現在のところHP上の新着NEWSに限定してTwitterで流し、HPにリンクさせて情報発信をしています。しかしながら、現在のフォロワーの数は200人に満たない状況です。幅広い年齢層が在籍している会員にSNSを普及させることの難しさもありますが、そもそもSNSに慣れていない私があれこれ考えること自体が限界です。そこで現在広報委員会では、20歳代から30歳代前半を中心とした小委員会を作り、SNSの充実を図ろうとしています。

TwitterやInstagramなどは、間接的なコミュニケーション手段ですが、より直接的なコミュニケーション手段としては、今やかつてのメールやショートメールではなく、LINEが一般的なようです。私も(勧誘活動の一環として)学生や初期研修医とのコミュニケーションはLINEで行っていますし、特に実習で回ってくる学生とは、グループLINEを作っています。食事会の連絡、研究会の連絡のみならず、学会や研究会で撮影した写真を送って、実習後のつながりを維持するようにしています。LINEとショートメールとの違いは、LINEは相手が既読したかどうかが確認できますし、間違って送信したものをあとになって取消することができるところです。

さて、先日東京駅のうどん屋さんで大好きな味噌煮込みうどんを食べ、思わず写真に収めました。お酒が入っていたせいか、LINEだけでなく使い慣れていないショートメールでの送信を試みたのですが、誤って携帯電話番号を交換したばかりの某参議院議員に送ってしまいました。数日前に初対面したばかりでしたので、当然のことながらショートメールをし合うほどは親しい関係でもありません。ショートメールはLINEと違って送信取消ができませんので(その時知りました)さすがに焦りました。しかしすぐに某参議院議員から「美味しそうです(ᵕᴗᵕ)」と返信がきました。彼女は私より年が上なのですが、さすが議員さん、SNSの使い方や対応に慣れておられると感心しました。SNSをうまく活用できるかどうかは、年齢ではなくその人の心持ちなのかもしれません。

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