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研究・学会活動

学会・セミナー参加報告

日本小児泌尿器科学会総会に参加して

平成24年7月4日〜6日に岡山市で開かれた第21回日本小児泌尿器科学会総会に小島教授、羽賀医局長、中島先生と共に4人で参加してきました。

 

第1日目〜福島から新幹線で約5時間かけて岡山へ〜

5時間の長旅の疲れのある中、岡山リットシティビル内で昼食を済ませ、まずは総会初日の教育セミナーへ参加しました。教育セミナーは@『上部尿路通過障害 UPJO・UVJO』、A『小児泌尿器悪性腫瘍』、B『小児の血尿・蛋白尿と腎機能評価』に関する内容でした。上部尿路通過障害では各疾患の一般的知識から検査の具体的な方法、小児への侵襲性を考慮した検査の選択、治療法、管理及び手術適応など深い知識を得ることができました。悪性腫瘍に関しては、当施設では経験のない疾患等についてマクロ、ミクロ所見を含めて詳しく解説していただきました。3つ目は小児の腎機能の正常値について、さらに小児期の腎機能の値によって将来の透析導入の可能性が推定できること、また、小児CKDの約6割は先天性の腎尿路疾患が影響していることを学び小児泌尿器科の重要性を再認識させられました。

…学会1日目の夜は小島教授の前勤務先である名古屋市立大学の先生方と交流を深める機会がありました。名古屋市立大学のみなさん、2日目に学会賞候補演題があるにもかかわらずお付き合いいただきありがとうございました。

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岡山について昼食 名古屋市立大学の先生方と

 

第2日目〜学術集会1日目〜

2日目は朝から学術集会に参加しました。一般演題、学会賞候補演題共に専門的な内容が多く、難しい内容でしたが、とても良い刺激を受けました。
学会賞は基礎部門、症例報告部門、臨床部門の全てを名古屋市立大学の先生が受賞され、小島教授からお聞きしていた通りの名古屋市立大学の凄さを体感しました。臨床部門は小島教授が『ロボット支援腹腔鏡下尿路再建術 −臨床応用・導入に向けたブタを用いた手術開発−』で学会賞を受賞されました。

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名古屋市立大学が学会賞総なめ

…学会2日目の夜は学会員の懇親会に参加し、岡山のB級グルメに舌鼓をうちました。懇親会後には、1日目に続いて名古屋市立大学の先生方とさらに交流を深め、また、小児泌尿器科学会に参加の著名な先生方ともお話する機会があり、貴重な経験をすることができました。

 

第3日目〜学術集会2日目〜

『小児泌尿器科領域の内視鏡手術手技』の題でシンポジウムがあり、朝から参加しました。小島教授も演者として参加されました。当院ではこれまでほとんど小児泌尿器科手術が開腹で行われており、今後、小島教授の指導の下、小児に対する腹腔鏡手術が行われていくことが福島県内の小児泌尿器分野の発展のためにも必要であると感じました。

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シンポジム

 

今回、初めて小児泌尿器科学会に参加して、今まであまり触れることのなかった小児泌尿器分野に興味を持つことができました。今回の経験をもとに、今後、当学会での発表、いずれは学会賞をとれるように努力していきたいと思いました。

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