福島県立医科大学医学部　泌尿器科学講座

アンドロロジー学会報告

秦　淳也

7月26日、27日の2日間で日本アンドロロジー学会に行ってきました。場所は大阪市の大阪国際会議場です。

私にとっては、泌尿器科になって始めての学会でかつ発表ということもあり、いささか不安先行の学会参加でした。さて実際の学会の雰囲気はというと、泌尿器科医が7割、その他産婦人科医、基礎系の先生が3割くらいといったところでしょうか。演題も多彩であり、不妊がメインになりますが、その他にも今話題のLOH症候群や、前立腺癌についての発表もありました。非常に機知にあふれた発表ばかりで、まだ修行中の身の自分としても大いに刺激になりましたし、改めてこの分野の興味深さを知った次第です。

1日目の夜は懇親会もあり、多くの先生方と交流を深めました。アンドロロジー学会は他の学会に比べると規模の小さな学会ですが、そのせいかアットホームな雰囲気で非常に居心地がよかったです。懇親会の後は小島教授の岡崎研究所時代の恩師と一杯かわしました。教授の昔の話や今の研究の話を聞かせていただき、非常に楽しい時間を過ごせました。

2日目は自分の発表でしたが、何とか練習の成果が出せたかなと思います。というか、フロアの先生方からは、教育的なコメントいただき、逆に勉強させていただいた感じでした…。次回の発表への課題です。

今回の学会参加を通じて、一番の収穫は様々な人と話が出来たことだと思います。このような場での情報のやり取りは、自分の仕事場だけでは得られない経験であり、貴重な場だと感じた次第です。