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学会・セミナー参加報告

日本アンドロロジー学会第33回学術大会 参加報告

小川総一郎

軽井沢で行われた日本アンドロロジー学会学術大会に参加させていただきました。福島から軽井沢までは乗り継ぎ良く行けば2時間で、想像よりずっと近い場所でした。初日は雨で蒸し暑かったのですが、最終日は青空が広がり、緑がとてもきれいでした。

アンドロロジーを日本語で言うなら、男性学です。代表的なものとしては男性不妊症や前立腺疾患、男性更年期障害などを扱います。不妊症は、生殖年齢にあるカップルの6組に1組もが悩んでおり、ありふれた疾患とも言えます。そのうちの半分を占める男性不妊症はアンドロロジーに含まれるのです。一方、基礎に目を移すと、性分化や性行動、精子や受精に関する内容など、医学だけでなく、発生学、農学、工学、環境学、衛生学の面からも研究が行われている、ホットな分野です。

今回は特に不妊症の発表を中心に拝聴してきました。全国の施設からの発表や高名な外国人の講演を聞き、最新の知見を得ることができました。また、懇親会では他施設の方々と交流を深めることができ、きっと今後の役に立つものと思います。福島からハイレベルの医療、研究成果を発信できるよう精進したいと思います。

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