HOME > 受賞報告

研究・学会活動

受賞報告

第21回小児泌尿器科学会・学会賞(臨床部門)を受賞して

演題名:ロボット支援腹腔鏡下尿路再建術―臨床応用・導入に向けたブタを用いた手術開発―

小島祥敬

受賞報告この度7/4-6に岡山市において行われた第21回小児泌尿器科学会総会において、学会賞(臨床部門)を受賞いたしましたので、報告させていただきます。本年4月より前立腺がんに対するロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術が保険収載となりました。今後わが国においてもロボット支援手術システム・ダ・ヴィンチSを用いた小児に対する尿路再建術が普及すると考えられます。私たちは今後臨床応用・導入に向けて、3ヶ月齢ブタを用いてロボット支援手術システム・ダ・ヴィンチSによるロボット支援腹腔鏡下腎盂形成術および両側逆流防止術を行い、本学会で良好な結果を発表いたしました。

受賞報告ロボット支援下手術は、従来の腹腔鏡下手術に比べ迅速かつ繊細な手術操作が可能で、小児に対する尿路再建術に対しても有用で安全な術式であると思います。私は2008年アメリカ・ペンシルバニア大学・フィラデルフィア小児病院に留学し、ロボット支援下前立腺全摘除術のみならず、尿路再建術の勉強をしてきました。今後わが国おいても、成人のみならず小児の先天性尿路疾患に対しても、ロボット支援下手術が普及されるよう微力ながら精進していきたいと思います。

受賞報告 受賞報告
ページの先頭へ