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研究・学会活動

受賞報告

第12回泌尿器画像診断・治療技術研究会 最優秀ポスター賞受賞報告

八木沼 恵

この度、令和7年8月3日に京都市で開催された泌尿器画像診断・治療技術研究会(JSURT)において、「ネオペンチルグリコール構造を有する新規アスタチン(211At)標識PSMAリガンド:前立腺癌異種移植モデルを用いた安定性、有効性、安全性の評価」と題したポスター発表を行い、最優秀ポスター賞を受賞いたしましたのでご報告申し上げます。

本研究では、α線放出核種であるアスタチン-211(211At)と、前立腺特異的膜抗原(PSMA)を標的とした新規リガンド「211At-NpG-PSMA」を千葉大学薬学部、先端臨床研究センターと共同開発し、その治療効果、体内動態、ならびに安全性を前立腺癌異種移植モデルを用いて評価しました。高い腫瘍集積性と生体内安定性を示し、単回投与で顕著な抗腫瘍効果を認めたことから、今後の臨床応用が期待される結果となりました。

このような栄誉ある賞をいただけたのは、小島教授をはじめ、日頃よりご指導いただいております医局の先生方、ならびに共同研究者の皆様のご支援とご協力の賜物と深く感謝しております。

今回の受賞を励みに、引き続き研究活動に邁進し、泌尿器腫瘍治療の発展に貢献できるよう努めてまいります。今後ともご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

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